2021年になりました。
昨年は、本当に大変な年でした。そんな中でも、たくさんの方に私やそしてイチテンゴを大切にしていただいた1年でした。
心から感謝いたします。
今年は、どんな1年なるのかなぁ。
ニュースを見ると気持ちがザワザワしてきますが、今は、自分の周りの大切な人やリズムや環境を大切にしたいときかなぁと思います。
遠くではなくて、手に触れられるもの。毎日の生活や、内側の声。そういうことを大切にしながらイチテンゴの器を作りたいです。
そして、使ってくださる方の心の奥が、ちょっと緩むような、そんな器になってほしいと思っています。
どうぞ、2021年もよろしくお願いいたします。
2021年、最初の展覧会のお知らせです。
1月9日から2月3日まで、信楽のギャラリー陶園で開催される新年のスタートにピッタリな企画「朝の器展」です。
私は、今日搬入に行って、役得ですけど、もう皆さんの作品を拝見させていただきました!
めっちゃ楽しかったです。あぁ、こんなの朝ごはんにあったらいいだろうなぁ!とかワクワクする器がいっぱいありました!
特に、今朝なんて信楽は氷点下で水道の水も出ないし、布団から出るだけで力尽きる驚愕の朝時間、、。朝ごはんを食べるのも気合が必要。
だから、朝が楽しくなるような、こんな企画展に胸躍る!
それと、私のイチテンゴのコンセプトが「雨の月曜の朝ごはんの器」なのです。
それ故、自分の原点を振り返る意味でも貴重な展覧会になりました。
新年最初のブログなのに、ちょっとお知らせとは脱線してしまいますが、、。
お分かりかと思いますが、私は、昔から学校も仕事も、あんまりピッタリと合うタイプではありませんでした。
通学も通勤も、朝、家から出るのが本当に辛いなぁと思って生活をしていました。
だから、朝は好きではなくて、月曜の朝なんて、とっても、しんどかったです。それに、雨とか!もう、最悪!!でした。
でも、学校も仕事も行かなくてはいけなかったから、這う這うの体で朝は出動していました。
だから、私の中では「雨の月曜の朝」は、辛くてしんどい、の象徴なのです。
それから独立して「イチテンゴ」を立ち上げる時、しんどい場面で、しんどい方に使ってもらう器を作ろう!と考えて、器を使ってもらう想定場面を「雨の日の月曜の朝」にしました。
嫌だけど、ぷぷっと笑える器で何かを食べて、家を出てほしいなぁと、、。言う風にしたのでした。
しんどいことや嫌なことが無い人はこの世にはいないし、大小あれ、生きている間、それらのことから離れられることもないと思います。
残念ながら、大抵はそれをどうすることも出来ず、無くすことも出来ないけれど、幸いに、楽しく、おいしいものを食べることは、心の温度を上げて、力を与えてくれる、、、。
私は、そう、思っています。
だから、「楽しい器」で何かを食べて、「しゃーないなぁ。どれ、行こか!」と思っていただければ、、、というのがイチテンゴの目指すところです。
かつての自分にそう言ってあげたい、というところもあるのですけれど。
雨の月曜の朝だけど、泣かないで、なんか食べよう!って。
兎にも角にも、それが、私の「楽しい器 イチテンゴ」の根っ子です。
話、企画展からずれたけど、とっても素敵な企画展なので、信楽寒いし、社会情勢も大変ですけど、もし、お時間許しましたら是非ご高覧ください。
ちょこっと器の紹介です。
新しい、イキモノです。
日の出のころですね、、、。自分で描いたけど、こんなに早朝、ちょっと辛いですね。向こうからバスが来ています。キリンは首を長くして早くから待ち、カメさんはゆっくりだから早めに出て、みんなより早く到着のパターンです。憧れます。
上機嫌のプレートです。
ご機嫌な感じで仕上げてみました。描いているものに特に意味はありません。中心の軽トラには大きい物を載せてみました。
実際にはこんな朝は無いんですけど。昔、旅行をしたときに早朝に目が覚めて、窓の外を見たら朝もやの中でニワトリやら、なんやらが元気に動いていたのを思い出しつつ描きました。一羽、目つきの悪いヒヨコがいます。どこにでもそういう輩はおります。ニワトリは尾長の種です。驚くほど、長い尾をしています、尾長は。雄鶏から,卵、、、とか、自由です。
1月9日から2月3日まで。
信楽の陶園で「朝ごはんの器展」が開催されます!よろしくお願いいたします。