今日、京都から帰宅してから窯出しをしました。
少しだけど明日の土曜日に器を追加できそうです。
半年ぶりの催事販売が、今回の京都伊勢丹なのですが、観光客の方の姿は少なくて静かな京都の時間が流れているようです。
今の世の中の流れでは、そうだろうなぁ、と、思います。
そんな中でも、お時間を割いてきてくださったり、お会いできるお客様もいてとっても嬉しくて、ありがたいです。
そして、今回も売り場の皆様や、同時期の催事の皆様にも恵まれてよい時間を過ごせています☆
明日、追加予定の器の紹介です。
温かい色目のスープカップです。温かいスープや,雑炊、お鍋の時のとんすいとしても便利です。ヨーグルトを食べたり、小鉢として使ったり。色々使えます。柄や形は少しづつ違います。
いま、同時期に美濃焼の窯元さんも来られていて、とっても美しい織部の器をたくさん並べていらっしゃって、改めて織部の奥深さを感じています。
同じ、緑でも本当にいろんな色があります。織部って、やっぱりいいなぁ、拝見していて思います。
その他、マグカップなど。
ウサギとカメの話をモチーフにしています。
このマグカップの両面の絵柄です。
いろいろ想像してもらえるといいかなあ、、と思います。
ウサギとカメのお話。
小さい時に知ってから、最近までずっと、カメがえらくて、ウサギは休んで怠け者で、ダメな奴と思っていました。
でも、最近、ウサギもいいんじゃないか、と思うようになりました。
ピョンピョン加速して飛んで、自分で「もういいか!」と思って、自分の判断でちゃんと休む、、、。結構出来そうで、できないことだと思うのです。
疲れて休む。
見切りをつけて休む。
周りを気にせず、休む。
とっても大切なことだけど、意外にできることでは無いなぁ、と、最近はウサギを尊敬しています。
そりゃ、カメもコツコツ休まず登り続けてえらいです。でも、カメにもちゃんと休んでほしい。
私にとっては、どちらも、立派です。
それに、最初に着いた方が勝ちっていうのも、別にどうでも良いような感じもします。
そんなことを思いながら作った絵柄です。
同じ、シリーズのだ円の鉢もあります。
いずれも一つずつです。
その時の気持ちで、1個だけ描きました。
どの器も1個だけが多いのは、その時の気持ちが1個だけだから、ということが多いからです。
ペアとか、セットとか、おそろいの同じものがナカナカできなくて、お客様にがっかりさせてしまうことも多くて、申し訳ないです。
でも、何個も同じものを作るのが私には難しいことのようです。
ちょっとずつ違う、一つだけしかない。そんなものも楽しんでいただけるとうれしいです。
京都伊勢丹での催事は10月20日まで。
どうぞよろしくお願いいたします。