イチテンゴ | たのしい器

イチテンゴ 山本やすみのブログです。

終わりました、作家市、と、今後の予定など。

早いもので、五月も後半になりました。

信楽作家市は大盛況で、普段の信楽では考えられないほどの渋滞や熱気で、さすが10連休!という感じでした。


私のテントにも、たくさんの方が来てくださいました。

本当にありがとうございました。

中には、イチテンゴのテントを探してきてくださる方もいらっしゃり、こんなにたくさんの中で、覚えてくださっていることに、本当にありがたく思いました。

 

今回は、ちょっと難有り、や訳有りの器が中心でしたが、それを受け入れて、使っていただける器たちは幸せ者です。どうぞ、楽しくお使いいただけますように、と願っております。

 


また、作家市ではたくさんの方にお世話になりました。

テントのご近所さん、友達や、会いに来てくださった皆様。

針山制作の工房「わ」さんや、家族のみんな。本当にありがとうございました!

 


今後の予定です。

 

5月30日から6月5日まで大津西武で器を販売させていただきます。
6月、7月は、信楽のギャラリーでグループ展の予定です。

8月1日から7日まで、奈良近鉄で器を販売させていただきます。

 

それから、本当に残念なのですが、秋に予定していた川西阪急の器の販売は、日程の都合が合わずキャンセルになりました、、、。

また、いつか、川西阪急で販売させていただける日を楽しみにしています!


今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 


私は、3月4月、連休と、ちょっとした「山場」でした。

でも、最近やっと疲れからくる歯の違和感が抜けてきて、でもなんだか、気持ちが浮ついている感じ(いつものことか?)。


さいころから「木の芽時(きのめどき)」というこ今の時期は、心のバランスがなんとなく偏ってくるように思います。

 

 

信楽は日ごとに緑の色が濃くなり、周りの植物の力に圧倒される感じです。

とりわけ、目に留まるのが、山の中で自生する藤です。藤棚で見るのとは全然違う姿をしています。

 

 

 

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小雨の夕方の近所の藤。

 


大きな木に絡みついて、覆いかぶさるように咲き乱れる藤の花は、怖いくらい美しくて、遠くから眺めると、まるで藤が木を乗っ取っているようにも見えます。

木が呼吸できないのでは?と思うくらいの強い力が感じられて、ちょっと苦しくなるくらい。

 

 

私は、毎年この季節に、こんな藤の景色を見ては、「葛藤」とは、上手に言葉を作ったなぁ、と思うのです。


実際に「葛藤」の語源は、蔓が絡み合う所から来ているそうで、本当に、葛藤って、何かが心の中でややこしく絡みあう、本質が見えなくなる状態だな、と納得します。


それで、山の中であちらこちらで巨大な紫の塊を見ると、あぁ、沢山の葛藤だ!と、息が引っ込む感じがするし、杉の木だか、どんぐりの木だか、知らないけど、今の時期だけがんばれ、葛藤に場所を貸してるだけだ!!と、勝手にエールを送ってしまいます。そして、私も日々、葛藤花盛りです。

 

ブログを読んでくださった皆様も、どうぞお健やかにお過ごしください。

調子が悪いのは、木の芽時、だからかもしれませんー!