驚くことに、もう8月です。
こないだ、お正月と思っていたのに早いです。
「カレー皿展」が開催されます。私も一員に入れていただきました。
参加される皆さんの名前を見て、おもしろい展示になりそうだなぁ、と思っています。男の作家さんと、女の作家さんと、テイストが全然違うのでどんなのになるのだろう?!食器以外を作る方もいらっしゃるし、楽しみです。
という私は、「カレー」というので随分考えました。カレーって何でも受け入れてくれる食べ物で、どんな器でも合うように思うし。
そこで、カレーが好き!夏にはドクロ!というタイプと↓
インドを(単純だけど)イメージしたものと2種類作りました。↓
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今回、カレーのお皿を作るにあたり、いろいろ思いを巡らせました。骨の髄までカレー好きは、甥っ子のドクロ好きからヒントを得たもので、ポッと浮かびました。(いつもヒントをありがとう!ドクロ、練習したよ)。織部の緑とカレーの色はよく合うと思ったし、本当はもっと黄色い骸骨にしたかったけど、このグロテスクな感じも夏には良いと感じています。
で、そこから,ピタっと頭が停止し、にっちもさっちもいかなくなり、インドの映画「聖者たちの食卓」をみました。
この映画にはストーリーは無く、大量の食事を大勢の人で作り、食べて、片づける。その流れがインドの空気や現場の音と一緒に流れるドキュメント映画。
その様子にただただ圧倒されました。
セリフもストーリーもないのに、映像から、食べるということ、一人一人の役割ということ、行ったことはないけれどインドの混沌さが伝わってきて、私は感動して涙が出ました。
鑑賞後、「結局、何でもいいのではないか?」ということになり、でも、インドを意識しつつ好きなように作ったのがもう一つのシリーズです。
私は、インドのミティラー画が好きなのと、友人から、「夜の木」という素敵な本を頂いてインドと木が頭の中で離れなかったのと、あと、インド象と、、。
好きな物をてんこ盛りで描きました。
楽しかったです。
ドクロの作品もあるし、更にインドの深い意味も加えられた、、?かどうかはわからないけど、数は少ないながらも、私が今作りたいものを作れたかなぁと思っています。
カレー皿店は8月1日から25日まで。ギャラリー陶園で開催しています。
どうぞよろしくお願いいたします。
これから、暑い日も続き、コロナの広がりや、いろんなニュースで、体も心も疲れる日も多くなるかもしれません。
ブログを読んでくださっている皆様、どうぞ心身の健康を大切にお過ごしくださいませ。
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今回、窯のエラーでアドバイスをくれたGさん、ありがとう。端子、磨く。