イチテンゴ | たのしい器

イチテンゴ 山本やすみのブログです。

2020年もよろしくお願いいたします。

2020年になり半月ほどが経ちました。

今年は例年より少し暖かいような気がします。

 

f:id:ichitengo:20200112162447j:plain

今年最初の窯出しの中から。

 

すでにお気づきの方も多いと思いますが!ブログを新しくカスタマイズしていただきました!明るくなって、とっても気に入っています!素敵にしていただきました☆

 

実はカードも新しくなっております。ずっと見やすく、シュっとした感じになっています。まだ、届いてないのでめっちゃ、ワクワク。Aちゃん、本当にありがとう!

 

こうして、応援していただいていることに、本当に心から感謝です。

 

 

f:id:ichitengo:20200112162807j:plain

軽トラがお土産持って帰ってくるシリーズ。春「骨」

 

 

いろいろ新しい風を吹き込んでいただいた「イチテンゴ」。

今年はどんな風に作っていこうか、と考えていました。

 

そうしたら、ふと、ある「器」の思い出が頭に浮かびました。

 

その思い出は、私が小学校か、中学の頃、大好きな祖母が、突然入院をすることになった時の事。

 

元気で、しっかり者の祖母の病に、集まった皆は混乱し、暗い気持ちを抱えながら、病室で祖母を見つめていました。

 

私の記憶では、だんだん日が暮れてきて、薄暗くなってきたころ

遅れてやって来た従姉が、入ってくるなり、ぱーっと、おばあちゃんに近づいて優しい言葉をかけた後、持っていた手提げの中から、かわいいピンクの小花がたくさん描かれた、お茶碗と、お湯のみ、お皿を取り出して「病院のご飯がおいしくなるかと思って。」と言ったのでした。

来る途中でスーパーで買ってきたのだそう。

祖母への想いが伝わってくるような、優しいピンク色の器。
それから、なんとなく、病室が明るくなった気がしました。

 

私は、この場面がとっても印象に残っていて、今でも、その食器を鮮明に覚えています。

 

 

f:id:ichitengo:20200112163056j:plain

土産はお団子

 

今になって思うと、この出来事が、今、器を作るときに影響しているように思います。

誰か(自分自身も)を大切に思う気持ち、楽しく食べることの大切さ。そして、たとえ一つの器であっても、気持を明るくさせてくれるのだ、ということ。

新年になって、改めて「どんなモノが作りたいのだっけ?」と考えた時に思い出した、この出来事。大切なものを思い出した気がしました。

 

今年は、あの時の器のように優しくて、明るく、楽しい器を作れたらいいなぁと思っています。

そして、使っていただく方の楽しい時間のお供にしていただけるとうれしいな、と思います。

2020年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

f:id:ichitengo:20200112163926j:plain

 

☆★☆

今年最初の販売は1月29日から2月11日まで、うめだ阪急の和食器売り場です。私は、今のところ2月5日にお邪魔します(今回ブログで紹介したお皿も置かせていただく予定です)。

その後は、引き続き、お雛様展に混ぜていただきます。春のような明るい雰囲気で仕上げたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。