イチテンゴ | たのしい器

イチテンゴ 山本やすみのブログです。

陶成アートギャラリーでの「夏色うつわ展」が始まります。

梅雨で、むしむしする時期です。こんな季節にピッタリの企画展に参加させていただくことになりました。

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夏色うつわ展 DMです

 

信楽のなかにある、「陶成アートギャラリー」で7月6日から30日まで開催される「夏のうつわ展」。青や藍色を使う作り手、3人の器が並びます。

で、今日、搬入と陳列に行ってきました。

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なんとか雨は降らずに終了。お昼を食べそこなってしまったけど、土用餅を頂いて元気回復する。

 


私はこのために焚こうと窯の準備をし終えた時に、部品の破損が発覚し、驚愕の事態に!!!!こんな時はですね、体の細胞全部がビッッ!!となりますね。音も聞こえなくなります。


幸い、翌日、周りの皆さんのお蔭で修理ができ(教えてもらって、自分でやったのだった)、今朝、窯から出てきました。

 

少し、器の紹介です。

 

 

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イカタコ円舞 大鉢

 

イカとタコをぐるっと描いたから「円舞」と名付けた。たまに、「ワルツ」と読ませるお店とかありますけど、「えんぶ」です。

 

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よく見ると、、、、。タツノオトシゴが混じってます。

 

こちらは、こんなのもあります。

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イカタコシリーズ。

 小さめの中鉢と、小皿もあります。小皿は「イカタコおどり」と名付けた。

 

 

ほかには、

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キュウリ柄 鉢

分かりにくいけど、キュウリなのです。

 

お皿もあります。

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キュウリ柄 皿

 

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この柄でのポイントは花の下についているキュウリの赤ちゃんを結構描き込んだこと。キュウリ名人が作ったキュウリなので良く実がなるのだ、という想定です。

 

 

 他にも、

 

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みかん畑のひととき

私は先月、夏ミカン畑で、ミカンをたくさん収穫できる、という幸運に恵まれました。あんなに夏ミカンをたくさん見たのは初めてで、丹精込めて育てられたみかんの木々。葉の色は緑が濃く、そこに実る、明るい黄色の大きい夏ミカンたち。すべての美しさがとても印象的でした。

その時の明るい気分と、のんびりした雰囲気のお皿を作りたくて、作りました。

 

 

今回のような企画展で扱っていただく器は、なんとなくまとまりがあるもの、季節感があるもの、がいいかな、と思って器を並べております。

 

 

でも、こんなのも混ぜてみたけど。

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「吠えるトリオ」の皿



 

他のお二人の作品も今日拝見して、素敵やなー、いいなー、と思いながら作業をしてきました。信楽というのもあるかもしれないけど、陳列の雰囲気ってアットホームで楽しいです。今回も、お二人とも作品も、お名前は存じ上げているけれど、お会いするのは初めてでした。でも、皆さんのお人柄のお蔭で、楽しく時間が過ぎました。

並べ終わった感じも、とても良くて素敵な企画展になりそうです。

 

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会場の様子。

    私は写真が下手だから、本当はもっといい雰囲気なのです。

 


企画展のほかにも、本当に様々な陶器が沢山あるギャラリーです。それと、今、信楽にはカフェも増えてきていて、チョット楽しくなってきています。

梅雨の不快な時期だけど、緑がきれいで、のんびりしている信楽にぜひいらしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆

 

最近、カラスが数羽、よく鳴くので、不吉、、、!?と思っていました。朝、5時くらいからギャーギャー鳴くし、数も多い感じ、、。早朝の布団の中で鳴き声を聞きながら、ふと思い当たることがあって検索してみたのです。

それは、、、。「カラスの巣立ち」。

結果は、ビンゴでした!

この時期、親に見守られながら、カラスの子供たちは巣から飛び立つ練習を始めるのだそうです。でも、子供の大きさはすでに大人サイズ。だけど、鳴き声や飛び方が下手くそ、らしいのです。

俄然、観察が楽しくなって、鳴き声が聞こえると、気になって外を見るようになりました。多分、あいつ子供や、、、。佇まいが、下手くそやっ!と見極めるようになりました。

全然不吉ではなかったみたい。ごめんよ、カラス。(ちなみにこの時期の親カラスは攻撃的なのであんまり近寄らない方がいいらしい。彼らは人の後頭部!を狙うらしい!!)

 

私、今回2つの事を学んだ気がします。一つはカラスの事。もう一つは、そのことの背景を知ることで、見方や感じ方が大きく変わるものなのだ、ってことです。

 

なんとなく得した気分でした。